健康睡眠プロジェクト OUR PROJECT

ライズの取り組み

質の高い睡眠をサポートするマットレスなどの機能性寝具をお届けするだけでなく、睡眠文化を育てていく活動も同様にライズの使命です。様々な機会を通して、「健康睡眠」の大切さと素晴らしさを多くの方にお伝えしています。

【全6回連載】自然のリズムを取り戻し、健康睡眠へ ~日本の統合医療の第一人者・山本竜隆医師が語る健康睡眠~ 第4回

第4回 自然のリズムの取り戻し方~自分に合った生き方を見つける~

健康的な生活を送るために必要な“質の高い睡眠・健康睡眠”には、寝具だけではなく、1日24時間の過ごし方をデザインすることが大切です。日本の統合医療の第一人者・山本竜隆医師によると、この1日24時間の過ごし方には、“自然のリズム”を取り入れることがとても大切だそうです。都会での暮らしはつい自然のリズムを忘れがちです。そこで山本医師がオススメする自然のリズムの取り戻し方をご紹介。全6回の第4回です。
 
第1回~第3回でお伝えした自然のリズム。具体的に自然のリズムに合わせて生きるためにはどうしたらよいのでしょう。今回は、山本医師が富士山静養園・日月倶楽部を作ったきっかけや、今どのような生活を送っていらっしゃるのかについてご紹介します。

山本竜隆

日本の統合医療の第一人者・山本竜隆医師

<バックナンバー>
第1回 原因不明の身体の不調。
  その原因、“自然欠乏症候群”かも?!

第2回 自然のリズムに合わせて生きる
第3回 睡眠と自然のリズム
第4回 自然のリズムの取り戻し方
  ~自分に合った生き方を見つける~

第5回 田舎型統合医療の力
第6回 自然のリズムの取り戻し方
  ~都会の中でできること~

人生を見つめ直すきっかけになった倉本聰さんの言葉

今から10年以上前、山本医師は東京で現代西洋医学と東洋医学を合わせた都市型統合医療に携わっていらっしゃいました。その時の生活は「睡眠時間は3~4時間しかとれず身体はボロボロ」。そんな時、新聞に掲載された倉本聰さんの言葉に優先順位を明確にし、自分自身の生き方を考え直す必要性を強く感じたそうです。


   あなたは文明に麻痺していませんか?
   石油と水はどっちが大事ですか?
   車と足はどっちが大事ですか?
   知識と知恵はどっちが大事ですか?
   批評と創造はどっちが大事ですか?
   理屈と行動どっちが大事ですか?
   あなたは感動を忘れていませんか?
   あなたは結局何のかのと云いながら
   わが世の春を謳歌してませんか

 

    (出展:富良野塾起草文)

 
もともと地域医療や予防医学をやりたいと考えていたこともあり、師であるアリゾナ大学のアンドルー・ワイル博士に相談したところ、「山本の目指す医療はアメリカにはない。ヨーロッパの地方に行ってこい」と言われたそうです。そして、地域医療と都市部からの滞在施設を組み合わせたクリニックを見学するために渡欧。都市部から2時間半ぐらいの山中、湧き水を活かしたプールやトレッキング、森林浴、ヨガができる施設や、ブドウを収穫することを作業療法に活かした、見渡す限りブドウ畑の真ん中に建てられた施設などをまわり、日本にも地域医療と都市部からの滞在施設を組み合わせた施設を作ろうと決めたといいます。

富士山静養園・日月倶楽部の土地との出会い、暮らし

日本にもヨーロッパの地方にあったような滞在型ウェルネスリゾートを作ろうと考えた山本医師は、土地探しに奔走していました。そんな時に出会ったのが、富士箱根伊豆国立公園内の自然湧水や自然林に恵まれた土地でした。普通、土地を購入するときは、権利を取得することになりますが、不動産屋さんに「山を購入することは、山を所有することと、イコールではない。一度森に入って野宿したらその意味が分かる」と言われ、野宿してみたそうです。闇に包まれる夜の森、そこで聞こえるのは動物の鳴き声や動く音、風で木が揺れる音でした。それをきっかけに「土地を購入するのではなく、その土地に住んでいる暮らしすべてを神さまからお預かりするんだな」と気づいたそうです。

富士箱根伊豆国立公園

富士箱根伊豆国立公園内。
自然湧水や自然林に恵まれた土地

実際移住してみると、東京での生活とは180度真逆な生活を送るようになりました。ガスや水道はなく、水源は地下水や湧き水、身体から排出するものは合併浄化槽を通して土に浸透させていきます。「変なものは食べられないし、使えない。自分の暮らしが自分に返ってくるのです」と、山本医師。さらに、「信心深くもなんともなかったのですが、毎日自然に山に手を合わせるようになりました。お水を飲めてありがとうございます、自然災害からお守りくださってありがとうございますって。神様から一時的に土地をお預かりして、管理人になっているだけだと思っているのです」とおっしゃられました。

薪をつかった暖炉

冬は薪をつかった暖炉で暖まります

本当の豊かさとは何か

都会では、高層マンションに住むことや高級車に乗ることなどが豊かだと考えられています。しかし、山本医師は富士山麓での生活では、水流や木に囲まれ、田畑を耕して生活することが豊かさにつながるとおっしゃいます。「地下水を飲み、薪をくべる。地域のコミュニティの中で不審者がいればすぐにわかる。ブランドのショップや美術館、映画館はないけれど、日常生活の中で安全という点においては優れていると思います。倉本聰さんがおっしゃられていた優先順位の話ともリンクしますね」。

次回は、山本医師が携わる田舎型統合医療とその素晴らしさについてご紹介します。

<バックナンバー>
第1回 原因不明の身体の不調。
  その原因、“自然欠乏症候群”かも?!

第2回 自然のリズムに合わせて生きる
第3回 睡眠と自然のリズム
第4回 自然のリズムの取り戻し方
  ~自分に合った生き方を見つける~

第5回 田舎型統合医療の力
第6回 自然のリズムの取り戻し方
  ~都会の中でできること~